ミシュランも認めた清湯スープと極上ワンタン【八雲/池尻大橋】

有名店で修行後に独立 本家に負けない有名店に

久しぶりに池尻大橋に。
もともと、地元に根ざした美味しいお店の多い地域ですが、ここ数年の若手料理人の進出でさらに美味しいお店が増えた感があります。
そんな今日は、ミシュラン(ビブグルマン)にも掲載され、某グルメサイトでも4年連続で百名店の称号を獲得した「八雲(やくも)」さんに。

こちらの店主はワンタン麺で有名な浜田山「たんたん亭」で修行された後、1999年に中目黒で独立。
その後、2005年に池尻大橋の別の地に移転し、2017年に現在の店舗にさらに移転されたとのこと。

白と黒を基調とした店内はとてもラーメン屋とは思えないおしゃれなイメージです。
カウンターも広めで、空間もゆったりとしていて、落ち着いた雰囲気のBARのような佇まいです。
今回は14時過ぎということもあり、並ばずに入店できました。

白黒つけられない美味さ それはミックス!

こちらの特徴といえば清湯スープ。
動物系と魚介系の風味が合わさった透き通ったスープが人気です。
多くのメディアからの取材で店主が明かしていますが、動物系にはガラや骨を一切使わず、丸鶏と豚肉からとっているそうです。
魚介系は昆布・煮干・干し海老・鯖節など約10種類の素材を使用しているそうです。
さらに、香りを引き立たせているのが鶏油。

この贅沢な清湯スープに白醤油もしくは黒醤油を合わせたスープが提供されます。
さらに、メニュー(券売機)にはありませんが、白と黒を合わせた「ミックス」も。
ミックスを注文するときは、白だしか黒だしの券を購入し、店員さんに渡す際に口頭で伝えます。

白も黒もいただいたことがあるので、今回は「ミックス」にしてみることに。

特製ワンタン麺ハーフ(ミックス) 1,000円
大盛り 100円
切り落としチャーシュー 150円
しめて、1,250円とラーメンにしてはちょっと贅沢です。
「ハーフ」なのに大盛り?と思う方もいるかもしれませんが、この「ハーフ」はワンタンの量なんです。
特製の場合はエビワンタンと肉ワンタンが各3個=合計6個入っていますが、ハーフの場合はそれが各2個=4個となっています。
厳密にはハーフじゃないですが…

しばらくして着丼です。

なんといっても見た目が素晴らしい。
エビと肉2種類のワンタン、赤チャーシュー(切り落とし増量)、極太メンマ、ノリ、刻みネギが綺麗に盛られています。
そして、透き通ったスープが輝いています。

出汁がしっかりと効いていてミックスにした白と黒の醤油がさらに深さを出しています。
白だけだとまろやかな感じ、黒だけだとキリッと感が増しますが、ミックスはその両方のいいとこ取りといった感じです。
ほんのり香る鶏油がまたいいですね。正直、かなり美味い。
スープだけでご馳走といった感じです。

そして、麺。中細のストレートといったところでしょうか。
喉越し、歯切れも良く、コシもほどよくあって硬さも良い感じです。
この麺とスープとの相性は最高ですね。

ワンタンはハーフにしたので肉とエビが2個ずつです。
ツルッと滑らかな皮で小ぶりですが、お箸で持ち上げると、どちらも身がぎっしりつまっているのが感じられます。

まずはエビワンタンからいただきます。
割ってみると、エビがぎっしり。
ほどよく身が残っているので、エビの食感もしっかりあって、大満足。


そして、肉ワンタン。
まるで小ぶりの焼売のように肉がギッチリ詰まっていて、食べ応えバツグン。
ほんのり生姜の香りと肉の旨味や甘みが感じられ、むちっとして美味い。

チャーシューは脂身が少ない身の締まったロース系。脂身が少ないにも関わらず、パサパサ感もなく、とても美味しい。
ローストしてあるので香ばしさもプラスされています。
さらに、追加した切り落としがこれまた、大正解!
しっかりとした噛みごたえで、噛めば噛むほどチャーシューの旨味や甘みが出てきます。

極太のメンマは2本。
しっかり味が染みています。

上品で、スープ、麺、具材のバランスも抜群。
完成された逸品です!

食べすすめると、ご対面できるどんぶりのロゴ。
最初は半分隠れています。

アクセス 【八雲/池尻大橋】

店名:八雲(やくも)
住所:東京都目黒区東山3-6-15 エビヤビル 1F
TEL:03-6303-3663
営業時間:11:00~15:30、17:00~21:00(月は昼のみ営業)
定休日:火
席数:12席(カウンターのみ)