なぜといわれても…|なぜ蕎麦にラー油を入れるのか。

そばの新ジャンル?「なぜ蕎麦にラー油を入れるのか。」

最近、昼時に新宿近辺に用事というのが多い。

さて、今日のランチはどうするか…?
東新宿駅の近く、以前から、前を通るたびに気になっていたこの看板。
その名も「なぜ蕎麦にラー油を入れるのか。東新宿店」。
カレーは飲み物。」を展開する「株式会社のみもの。」の社長が2010年に池袋で店を開き、今やFC展開をして、徐々にお店が増えています。
「株式会社のみもの」さんは「とんかつは飲み物。」「焼きそばは飲み物。」「ハンバーグは飲み物。」など、インパクトの強い飲み物シリーズの店舗を多数展開しています。

最近では、ラノベ系といわれる「考えた人すごいわ」や、「うん間違いないっ!」、「まじヤバくない?」など変な名前の高級食パン店が増えたとの話もありますが、
「なぜ蕎麦にラー油を入れるのか。」さんは、いわゆるラノベ系ネーミングの元祖と言えるかもしれません。

以前から、一度行ってみたいと思っていながら、その機会がなかったのですが、
予定の時間に1時間ほど余裕があったので、バスを途中下車して寄ってみることにしました!

一見、つけ蕎麦だが、これは新しい食べ物かもしれない

店の前でメニューとご対面。さて何にしようか?

メニュー

初めてということもあるので、オーソドックスに肉そば(@900円)ですかね。
メニューをよく見ると、小(200g)、中(250g)、大(350g)とあるが、全て同一価格。
嬉しいサービスです!
券売機で、肉そば(大)を購入し着席。
店内は、カウンター8席とテーブル席が2つ。
昼時とあって、サラリーマンでほぼ満席です。
3分ほどで、着丼。さすが「大」、このボリュームです!

肉そば(大)

山盛りの麺に「これでもか!」というくらいの刻みのり、
その下には大量のネギと豚バラ肉がのっています。
つゆは見た限り、普通のそばつゆのように見えますね。
いざ実食!
あれ、そばつゆじゃない。甘辛いぞ。
店名の通り、すでにラー油入ってる!
甘じょっぱい返しの効いたつゆにラー油が入っていて、
今まで食べたことがない味だ。
表現が難しいが、日本そばを東南アジア風にアレンジしたような味。
でも、それがネギや海苔、そして肉とマッチして美味い。

肉そば(大)

そばも歯応えがあってこのつゆに負けてないぞ。
そばをすするたびにラー油の香りが鼻に抜けて、後を引く。
ふと周りを見ると、生卵無料の黄色いPOPがあるではないか。
どうやら、卵をつゆに投入しても良いようだ。
ということで、カウンターに吊るされたカゴから卵を頂戴し、投入。

肉そば(大)

味変すると、まろやかになり中華風すき焼きのような感じに。
不思議なもので、メインは蕎麦だがそばを食べているような感じがしない。
うん、新ジャンルだ。と、考えながら、一気に完食!

食べて納得 「なぜ蕎麦にラー油を入れるのか。」

食べ終わると、またまた気になるPOP発見!

蕎麦湯

蕎麦湯がある!蕎麦湯は日本風だが、魚粉だと?
入り口近くのスープポットから残ったつゆに蕎麦湯を足して、
POPの指示通り魚粉を一振り。
あら、不思議、ラー油風味が収まり、魚だし香るスープに変身。
これまた、うまい。食べた後にちょうどいい。

一風変わったラー油系のつゆから、卵でまろやかに味変、そして〆は魚粉の香りに包まれる。
う〜ん、どれも美味い。
いい意味で裏切られた感じ満載です。
確かに、「なぜ蕎麦にラー油を入れるのか。」って感じだな…
と、そのネーミングの妙に納得してしまうアラフィフだった。
今度は鶏そばやカレーも試してみたくなってきたぞ。

アクセス 「なぜ蕎麦にラー油を入れるのか。東新宿店」