裏口移住?マレーシア移住の新たなトレンド?
マレーシア移住には抜け道があった!
マレーシア移住に人気のMM-2Hが一時凍結&見直しとのことで
がっかりしております。
前回の記事はこちら↓
ところが、こんなニュース記事を発見!
またまた、Google先生に翻訳いただいたところ、
マレーシアのサラワク州に限り、「サラワク州のMM2Hビザは引き続き新規申請を受け付ける」ということらしい。
さらに、ビザプログラムを見直して、新しいプログラムで新規申請を受け付けるらしい。
その名も、「S-MM2H」。しかも、元々の条件を緩和しているとのこと。
これは、救いの手となるのか?
ちょっと調べてみました。
裏口ではなかった!
どうやら、S-MM2Hとは、マレーシアのボルネオ島北部にあるサラワク州が、
独自に発行している長期滞在者向けのビザのようです。
マレーシアというとマレー半島のイメージが強いのですが、
実はオランウータンで有名なボルネオ島の一部もマレーシア領なんです。
ちなみに、グリーンランド島、ニューギニア島に次いで、世界に三番目に大きな島です。
マレーシアの他、インドネシアとブルネイの3国の領土となっています。
でも、同じ国であるにもかかわらず、なんでそこだけ独自にビザが?と不思議です。
これには、統合時の歴史的な経緯もあるようで、サラワク州は高度な自治権を有していて、
州外との行き来にはマレーシア国民であっても入境管理が行われているそうです。
どうやら、そのために独自制度を設けることができているのですね。
いわゆる一国二制度ってやつですね。
確かにマレーシアは日本も含め、イギリスやオランダなどの植民地時代が長く、
小国州が統合した連邦国家だけに独自の制度や特例が認めらているケースがあるのでしょうね。
そういえば、ランカウイが酒税が掛からないのもこの辺りの事情が絡んでいるのかも…
とにかく、裏口でないことがわかったので、後ろめたいことなく検討できるので一安心です。
サラワク州の正式なコメントもあります!
要件は本家よりいいかも!
要件も緩和されたとの事なので、その中身に期待です。
何やら、50歳以上には特に魅力的らしい。
50歳以上の場合は、資産要件はあるものの次のいずれかを満たせばよいとのこと。
- 財産証明
夫婦での申請の場合 RM300,000
独身での申請の場合 RM150,000 - 年金収入(月額)
夫婦での申請の場合 RM10,000
独身での申請の場合 RM7,000 - サラワク州で定期預金
夫婦での申請の場合 RM300,000
独身での申請の場合 RM150,000
定期預金の場合は、住宅、車の購入、子供の教育、医療の目的など、
承認された場合一部解約可能とのことで、最低預入額は、
夫婦の場合でRM180,000、独身の場合はRM90,000とのこと。
さらに、サラワク州のビザなのに居住要件はないので、
マレーシア国内どこに住んでもよいとのこと。
ここまでくると、断然お得なかんんじがしてきますが、
デメリットはないのだろうか?
デメリットとまでは言えませんが、
ビザの有効期間は5年でさらに5年の延長が可能なので、トータル10年。
10年後は今のところ、新たに申請する必要があるようです。
また、延長、更新を希望する場合は、年間15日はサラワクでの滞在が必要との事なので、
サラワク州以外に居住する場合は、気をつけないといけませんね。
50歳以上なら、要件が緩くなるので魅力的かもしれません。
本家のMM2Hが今後どうなるかも不透明ですしね…
州立のインターナショナルスクールも開校予定といった情報もあり、
教育移住にもおすすめかもしれません。
すでに私立は数校あるようですが、州立なら費用面でも期待しちゃいますよね!