一手間でふんわりプロの味|きくらげ卵炒め

家計の味方 お手軽食材の卵(玉子)料理

栄養価が高いと言われる卵(玉子)。
値段も安定しているし、特売の対象になったりと、
冷蔵庫の常備品として欠かせない一つです。

気になるのはその栄養成分ですが、
実は、食物繊維とビタミンC以外は全て摂取できる超がつく優れものなんです。
体内ではつくれない8種類の必須アミノ酸すべてがバランス良く含まれ、
体の組織や細胞の発育、タンパク質の合成には欠かせない葉酸も多く、
成長期には欠かせない食材です。

また、卵黄にはコリンという脳を活性化する脂質が含まれ、
体内で神経伝達物質のアセチルコリンに変わることで、
記憶力や学習能力の向上に効果があるといわれています。
そのため、老人性痴呆症の予防や改善に効果があると注目されています。
卵は食品の中でも、コリンの含有率が高いといわれ、吸収されやすい性質のため、
非常に効果的といわれています。

一昔前は、コレステロールが高いといわれ、
いわゆる悪玉コレステロールが増えるのでは?と誤解されていましたが、
実はその逆で、悪玉コレステロール値を下げるレシチンやオレイン酸を含んでいます。
食べ過ぎはいけませんが、栄養価の高さから考えても毎日摂取したい食材と言えるかもしれません。

今回は、優秀食材の卵と骨育に欠かせないビタミンD豊富なきくらげで
中華料理(山東料理)の定番、木須肉(ムースーロー)「きくらげ卵炒め」に挑戦します。
前回のきくらげと卵を使ったレシピはこちら↓

今回は、先日寄った横浜南部市場で「ハラキンの生きくらげ」を買ったので、それを使います。
横浜南部市場の様子はこちら↓

卵ふんわりの秘密は水溶き片栗粉

材 料(4人分) 所要時間:15分  1人前:約170円

  • 卵       5個
  • 豚こま肉    200g
  • 生きくらげ   1パック(6〜8枚程度)
  • にんじん    5cm程度
  • ねぎ      1/2本
  • 小松菜     1株
  • ニンニク    3片
  • しょうが    3cm(チューブ)
  • 酒       大さじ1
  • 塩       小さじ1
  • 水溶き片栗粉  大さじ3
  • サラダ油    大さじ1
  • ごま油     小さじ1
  • こしょう    少々
  • 合わせ調味料  酒      大さじ1
            酢      大さじ1
            砂糖     小さじ1
            しょうゆ   大さじ2
            水溶き片栗粉 大さじ1

準備1
・きくらげは石突をとり、1枚を1/3程度に切り分ける。
・小松菜、ネギ、にんじんを4〜5cmほどの長さに切りそろえる。
・ニンニクは包丁の腹で潰す
準備2
・卵を器に割り入れ、酒大さじ1、水溶き片栗粉大さじ1を加え混ぜる。
・豚こま肉を3〜4cmに切り、塩小さじ1、こしょう少々で下味をつける。
・下味をつけた豚こま肉をビニール袋に入れ、サラダ油大さじ1、水溶き片栗粉大さじ2を加え、軽く揉んでおく。
・合わせ調味料を混ぜ合わせておく。
調理1
・フライパンを熱し、油大さじ2(分量外)を引き、中火にして卵を流し入れる。
フライ返しなどで、大きな塊になるようにまぜ、塊にして一旦取り出す。
調理2
・フライパンを軽く拭き、油大さじ1(分量外)を足し、強火で豚こまを炒める。
・豚こま肉にある程度火が通ったら、ニンニク、しょうがを入れ炒める。
・香りが出たら、ねぎ、にんじんを加えてしんなりするまで炒める。
仕上げ
・卵を戻し入れ、きくらげも加え、卵を軽くほぐすようにして炒め合わせる。
・合わせ調味料を入れ混ぜ合わせたら、小松菜を加えて、さっと炒める。
・仕上げにごま油小さじ1を回し入れ一混ぜし、全体に香り付けをする。
きくらげ卵炒め ムースーロー 木須肉

ふんわりした卵ときくらげの食感が楽しい一品です。
・豚肉に豊富なビタミンB1、B6
・ビタミンB1の吸収を助けるニンニクのアリシン
・にんじん小松菜のβカロテン
・きくらげのビタミンD
これらを優秀食材の卵がまとめているという、栄養素の豪華ラインアップ!

ポイント!
・卵に水溶き片栗粉とお酒を入れることで、しっかり火を通してもふんわり仕上がります。
・大人も子どもも楽しめ、ごはんにもお酒にもよく合います。
・ニンニクは子どもが好きなので入れていますが、入れなくても十分美味しいです。

合わせて飲むなら…
・しっかりした味の料理なので、ビールやウーロンハイでさっぱりと。
・甘さ控えめのレモンサワーなどもおすすめです。

小松菜の栄養素についてはこちら↓

きくらげの栄養素についてはこちら↓