油なしでヘルシー!小松菜と厚揚げのポン酢炒め
万能野菜「小松菜」は冬が旬
チンゲンサイなどと同じアブラナ科アブラナ属の植物である小松菜(コマツナ)。
東京江戸川区の小松川からその名がついたそうですが、
群馬では武州寒菜(ぶしゅうかんな)、新潟では大崎菜、関西では黒菜など
全国にもさまざまな呼び名があり、各地で土着のものがあるそうです。
最近では、サラダほうれん草のように生でも食べられる柔らかいものや、
ちぢみ小松菜なども出ており、品種改良が進んでいます。
スーパーなどでも小松菜を見ない時期はありませんが、
11月~3月にかけてが旬の冬野菜で、冬菜、雪菜などと呼ばれることもあります。
食材としては、ホウレン草よりアクが少なく、クセもないので、
使い勝手の良い万能選手と言えるのではないでしょうか。
流通量も多く、価格も安定しているので、我が家では葉物の緑黄色野菜の筆頭となっています。
ビタミン類、ミネラルなどどれをとっても非常に栄養価が高く、
特に抗発ガン作用や免疫賦活作用で知られるβカロテンを多く含んでいます。
βカロテンは体内でビタミンAに変換し視力や粘膜を保護するため、
乾燥しがちなこの時期の喉や肺を守ってくれます。
見た目から、何かと栄養価が高いとされるほうれん草と比較されがちですが、
カルシウムや鉄分は、小松菜の方がたくさん含んでいます。
材料は3つ 旬の小松菜と厚揚げ 味付けはポン酢だけ
材 料(4人分) 所要時間:5分 1人前:約40円
- 小松菜 1把
- 厚揚げ 1枚
- ポン酢 大さじ3〜4
- 準備
- ・厚揚げは長さ3cmほどの1cm角の角切りにする。
・小松菜は4〜5cmほどの長さに切りそろえる
- 調理
- ・フライパンに油をひかず厚揚げに薄く焼き目がつくまで炒める。
・厚揚げに焼き目がついたら、小松菜の茎、葉の順に入れさっと火を通す。
- 仕上げ
- ・ポン酢を加え、中火で厚揚げに絡ませるように炒め煮にする。
ポン酢しか使っていないのに厚揚げの旨味と合わさり、味に深みが出ます。
あっさりしているので、お肉料理などの副菜にちょうど良い一品になりますよ。
ポイント!
・油を使っていないので、ヘルシーなのはもちろん片付けも楽チンです。
・調理時間も短いので、ちょっとしたおつまみにも良いと思います。
・ポン酢に変えてオイスターソースにするとしっかりした味になり、ご飯が進みます。
合わせて飲むなら…
・芋焼酎をロックか水割りで。
・純米酒もいいですね。