変わらないうまさ、ぶれないうまさ|本家のざるらあめん【らあめん満来/新宿西口】
またまた、昼時の新宿。
このところ新宿率が高め。
南米大陸系のネットショップにサンタクロースを委託しようとしたところ、
当日になって納品遅れの連絡あり、急遽調達の必要あり、ビックカメラ新宿西口店へ。
買い物前に昼食を済ませようと、小田急ハルクの裏手にある老舗の「らあめん満来」さんへ。
先日伺った暖簾分けの「ほりうち」さんから50mにある本家です。
さすが老舗の人気店。すでに13時過ぎですが、いつも通り10人ほどの中待ち状態です。
今日は、迷うことなく「ざるらあめん」@1,000円。
先日伺った「ほりうち」さんと食べ比べ。
券売機で購入し、店員さんに渡します。
待つこと15分ほど、着席できました。
スープの寸胴の前の席。
「ほりうち」さん同様、厨房はピカピカです。
先代の教えが行き届いているのだろうと感心していること数分、「ざるらあめん」のお出ましです。
本家と弟子 「満来」と「ほりうち」を食べ比べしてみる
50m先の弟子「ほりうち」さんと比べて見ましょう。
まず、麺ですが、見た目は同じ中太のストレートですが、本家「満来」さんの方が、若干白くハリがある感じがします。
小麦の香りは、わずかにほりうちさんの方があるように感じますが、喉越しは満来さんの方がきまっています。
ただ、麺の量は本家「満来」さんの方が多く、1.2倍くらいあるでしょうか。
これは価格の差(ほりうち@850円)も影響しているのかもしれません。
そして、スープ。
こちらも鶏ガラベースのあっさり醤油にお酢の酸味と七味少々とスタイルは同じです。
違いはあるのか?
鶏ガラスープが本家「満来」さんの方が強い気がします。
あっさりした中にしっかりとしたコクがありますね。
具材は、同じくメンマとチャーシュー、ネギ。
メンマの味も、「満来」さんの方が若干濃い気がします。
もしかしたら、これはスープの影響かもしれません。
そして、チャーシュー味付けは同じですが、切り方が違います。
細切りの「ほりうち」さんに対して、本家「満来」さんは角切りです。
チャーシューの切れ端をゴロっとそのままと言った感じですね。
どちらの店もチャーシューざるにすると極圧チャーシューがのりますが、オーソドックスな「ざる」のチャーシューは見た目にも違いがありました。
これは好みにもよりますが、肉を食べた感は、本家「満来」に分がありますが、麺と一緒に楽しみたいという場合は「ほりうち」の方が好まれるかもしれません。
ま、どちらも美味いんですがね。
そして、本家「満来」さんでは「スープ割り」がお願いできるんです。
特に店内に記載はありませんが、カウンターにスープの小丼を出してお願いすると、鶏がらスープを足してくれます。
このスープがまた、美味いのでぜひお試しください。
時間と手間をかけてスープを取ってるんだなというのがわかります。
そして、このスープで作った汁ありのらあめんも食べたくなると思います。
でも、次来るとまた「ざる」頼んでるんですけどね…
「ほりうち」さんでももしかしたら、お願いできるのかもしれませんが、今まで召し上がっている方を見たことがありません。
本家VS弟子 「満来」と「ほりうち」はどっちがうまい?
結論から言うと、どっちも美味い。
まとめると…
満 来 | ほりうち | |
麺 | のどごし重視 | 小麦香重視 |
スープ | しっかり | あっさり |
チャーシュー | 角切り | 細切り |
ネギ | 少なめ | 多め |
メンマ | ほりうちよりは濃いめ | 普通 |
こんな感じですが、どちらもバランスに優れていると思います。
ほりうちはスープがあっさりな分、麺の香りが引き立ちます。
反面、満来はのどごしの良いめんとしっかり目のスープが相性よし。
微妙な違いはありますが、どちらも手間と時間をかけた仕込みで本筋は外さずに、こだわりの一杯を提供してくれています。
こういうお店は末長く続いてほしいですね。